2012年1月10日火曜日

1260年ぶりの里帰り

奈良時代に土浦で織られ、平城京に納められた麻布「中家郷(なかやごう)の調布」(法隆寺所蔵、国指定重要文化財)が1260年ぶりに帰ってきました。1月7日から2月19日まで土浦市立博物館の特別展 「暮らしをささえる女性たち-紡ぐ・織る・仕立てる・繕う-」 で公開されています。

6日のオープニングにお邪魔してきました。
当時の織物で現存する物の大半は正倉院に保管されていて門外不出になっているため、公開されるものは極めて少ないとのこと。織り出された場所が分かるものは珍しく、保存状態も良好で、大変貴重なものだそうです。
今回は法隆寺と奈良国立博物館にご協力をいただき、公開することができました。

私が幼かった頃、土浦にも蚕を飼っている家がありました。新治の母の実家でも、繭を飼っていて、お蚕(かいこ)さま、と家の中の土間で大事に育ててました。

土浦地方の機織りの技術や道具の伝承を目的に博物館では「はたおり教室」を開催してきましたが、それが20周年を迎えます。
期間中は記念講演会やはたおり実演会、はたおり(裂き織り)・綿の種とり体験など様々なイベントも行われますので、ぜひおでかけください。


詳しくはこちらまで。

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